新築一戸建ての内装を決める際に意識するべきポイントとは?
新築一戸建てを建てるにあたり、内装デザインを考えることがはじめてで不安に感じる方も多いのではないでしょうか。また、自分の好きなテイストのこだわった内装デザインにするためにどうすればよいか悩まれている方もいるでしょう。本記事では、新築一戸建ての内装を決めるまでの流れや意識すべきポイントについて解説します。
住宅の内装デザインの代表的な種類
最近では内装デザインの種類も多様化してきていますが、大まかな分類とそれぞれの特徴を覚えておくと打ち合わせをスムーズにできるでしょう。ここでは、住宅の内装デザインのうち代表的なものを紹介します。モダン系は無駄な装飾を省いたシンプルな仕上げが特徴で200年以上の歴史があり、流行に左右されないことがメリットの内装デザインです。
モダンとは「現代的な」「今風でおしゃれ」と訳される単語で、モダンインテリアは都会的でおしゃれな印象のインテリアのことであり、最近では天然素材などをまぜあわせた和モダンなどのスタイルも人気があります。
また、海外系はお気に入りの映画に出てくるような雰囲気に仕上げられることが魅力であり、参考にする国や地域によってニューヨークスタイルやアジアンリゾートスタイルなどさまざまなテイストのものがあります。ナチュラル系は定番のコーディネートで漆喰や珪藻土などの自然素材との相性もよく、さまざまなインテリアになじみやすいのが特徴です。
主張が少なく控えめな雰囲気のためインテリア次第でスタイリッシュやレトロ風など、自分たちの好みにあったアレンジが楽しむことができるでしょう。シック系は高級感や品のあるテイストで落ち着いた色(ダーク系カラー)をとりいれた内装デザインです。
ここまで代表的な内装デザインについておおまかに説明しましたが、自分たちの好みの内装デザインをあらかじめイメージしておくと打ち合わせもスムーズに進んでいくでしょう。
新築一戸建ての内装を決めるまでの流れ
新築の内装を決めるときには、順序だてて決めていくとスムーズに進むでしょう。ここでは、新築一戸建ての内装を決めるまでの流れについて説明します。まず、たくさんの施工事例を見て理想の家のイメージを写真に保存して、自分たちが好きなテイストを見つけていくのが最初のステップです。
担当のインテリアコーディネーターに写真を見せて相談することで効率的に決めることができます。次に家族が納得するデザインにするためにみんなで話し合いましょう。施工例をたくさん見ていく中で好みが違うこともあるかもしれませんが、それぞれの好きな内装を選んでしまうとバランスが悪くなってしまいがちです。
家族の意見をまとめて内装を決めていくことで統一感のある内装に仕上がるでしょう。そして、目に入る面積がもっとも大きい床の色や材質を最初に決めていくと、内装のおおまかなデザインの方向性が決まっていきます。次に、床材と同様に面積の大きい壁や天井などを決めていきましょう。
壁はクロス、塗り壁、木材、タイルなどがあり、ベースの色を決めて、必要に応じて色数をおさえてアクセントをいれていくことで見た目の印象をすっきりとまとめることができます。床材や壁が決まったら、それに合わせてキッチンや建具の色を決めていくといいでしょう。
照明やカーテン、家具などはマイホームの完成後ではなく内装とのトータルコーディネートを意識して考えることで統一感のある内装に仕上がります。照明は部屋の用途に応じて計画をして、おしゃれに見せたい場所は間接照明で光の陰影を楽しむことで理想的な空間に演出できます。
またコンセントやスイッチのデザインも家の雰囲気に影響するので内装にあったものを選びましょう。
新築一戸建ての内装を決める際に意識するべきポイント
内装の見せ方を知っておくだけで家の印象は変わってくるので、新築のデザインで意識するポイントを紹介します。まず、内装はさまざまなデザインを詰め込みたくなりがちですが、アクセントを詰め込みすぎると雑多な印象になるため注意しましょう。
フローリング、壁紙、ドアなど一つずつ好きなものを単品で選択していくのではなく、トータルバランスを意識して内装のデザインを決めていくことが重要です。また、カタログだけではなく、実物のサンプルを見て色味や触り心地、凹凸を確認して決めていくのもポイントといえるでしょう。
ほとんどの建材メーカーはサンプルを準備しているので取り寄せをしたり、ショールームなどに実際に足を運んで自分の目で見て確認したりすることが大切です。手間と時間がかかりますが、一つひとつにこだわることで理想の内装を実現できるでしょう。
まとめ
内装での後悔を防ぐには、まず自分たちの好みのテイストを見つけることが大切です。そのうえで、面積が大きい部分の床や、壁、天井などをはじめの段階で決め、キッチンや建具などの色やデザインを選択していきましょう。
魅力的なものをいろいろ詰め込みたくなりがちですが、トータルバランスを考えたインテリアを意識することが大切です。内装を決めるまでの流れをきちんと踏まえて、後悔のない自分たちの好みの家づくりを進めていきましょう。